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先日、中学校の学校説明会に参加してきました。
中学校説明会の前に町の子育て講座として
『子供の心と向き合うために〜思春期の子どもとのコミニケーション〜』
という講演を聞きました。
私自身、こういった子育て講座を受けるのは初めてでした。
そこで、学んだこと、自覚したこと、などハッとさせられる講座でした。
今回のブログは、同じ子どもを持つママさんにも共有したいという思いで書いています。
もしかしたら、自分が接し方を変えれば子どもたちも変わるかもしれません。
[:contents]
自分の思春期時代
自分の思春期時代って覚えていますか?
私は、あまり記憶に残っていないんですが、
うちの旦那は、思春期時代は常にイライラしてて、何でイライラしてるんだろう?と感じていたらしい。
みなさんはどうでしたか?
思春期とは?
・性ホルモンが脳に入り、感情が過敏になる時期
(ネガティブさ、ポジティブさ両方に過敏になるが、特にネガティブさの方に、脳が速く反応する。)
・不安でたまらない
(安心して自分を出せるのは、家族の前。子どもの側から見ると、親が親自身のために言っているのか、自分の為に言ってくれていると思えるかが、大事な分岐点。)
・感情爆発は、記憶力を高める(学ぶ能力を高める)起爆剤
・反抗することで、人間力が養われ、挫折に対する強さも培う
・親が嫌いでネガティブな感情表現をしているのではなく、そこを通って、自立へ向かう
うちの息子は、小6(2022年時点)ですが、すでに思春期は来ています。
感情爆発、不安、イライラ、まさに当てはまります。
親の教育態度の類型化
- 溺愛・過保護 ⇒ 愛情・保護が過多 甘やかす
- 放任・拒否の傾向 ⇒ 子どもの教育を放任・拒否
- 過干渉・過支配の傾向 ⇒ しつけのために、親の考えや思いを子どもに押し付け、心を受け止めない
- バランス型 ⇒ 子どもの心を受け止めつつ、指導する
島崎政男氏 著書より
私たち親が、子どもに対する態度を分類できるそうなんですが、みなさんは、1〜4のどの分類に当てはまりますか?
私は、4と言いたいところですが、3かな〜。
自分の子どもはどう思っているのか?
では、自分の子どもは親のことをどこに当てはめるだろうか?
おそらく、私は3の過干渉・過支配の傾向 だと思われているに違いない。
自分では、過干渉とまではないと思っているが、よくよく思い出してみると、ついつい気になったことを口に出してしまうことがあった。
日頃、子供の話をどのように聞いていますか?
- 子どものことを思って(理解しようとして)聞いている
- 子どもが、聞いてもらえていると感じている
- 片手間に聞き流す(例:スマホから目を離さず聞く)
- 「それ違うんじゃないの?」とネガティブな判断を下す
- 「平気平気・大丈夫大丈夫」と軽んじて受け止める
3〜4の聞き方になっていませんか?
私は、結構やってしまっていました。
ついつい仕事をやりながら聞いていたり、子どもが話しているのをさえぎって間違いを正したり、、、、
この講演を聞きながら、やばい親は私じゃん!と自覚させられたのでした。
じゃあ、改善するにはどうしたら良いの?
それは下記の3つのスキルを身につけること!
自立に向け3つのコミュニケーションスキル
1.聞く⇒心が安定する
①“聞いていますよ”の合図を出す
(目線を送る、相づち、うなづき、繰り返し)
②さえぎらずに、共感的に、最後まで聞く
(共感と同意を区別して、おそれを手放す)
もし、子どもが間違ったことを言ってもさえぎらず、最後まで聞いてあげること。
そして、共感した上で、母はこう思うよ。と意見を述べる。
※思春期の子どもたちは、ただ話を聞いてほしい
子供の話を聞くときも、真正面に座って話を聞くと威圧感があり、話しづらくなるそうです。
なので、目線をずらして、斜向いの位置やテーブルのコーナーを利用して座ったりすると話しやすいようです。
また車の運転中などに話すのも目線が合わないので話しやすく、こちらの話も聞き入れやすいようです。
確かに、うちの子も車の運転中に話すと、わりとすんなり聞いてくれる気がします!
2.認める⇒自己肯定ができる、自信が持てる、やる気が上がる
認める >>
プラスのメガネで相手を見て、見えたことを表現すること
(OKメッセージを伝えること)
※プラスのメガネの性能 ➡ ・良いところだけが選択的に見える
・好意的に解釈できる
・肯定的な未来予想ができる
※OKメッセージとは、相手が肯定されている、尊重されている、大事にされている、受け入れられていると感じるような言動を示すこと
具体的には、
聴く、任せる、喜ぶ、相談する、案を採用する、承認する、感謝する、労う、
叱る、質問する、挨拶する、期待する、共感する、謝罪する、反応する、
あいづち、うなずく、影響を受ける など
3.問いかける(質問)⇒考えて、決めて、行動でできる
【問題・解決比較ワーク】
問題:
〜子どもが頭ではやった方がいいと思っているのに、できないことに対して〜
<問題に焦点を置く問いかけ>
■原因を聞く質問
①「何でできないのですか?」
宿題、何でできてないの ?
■問題の程度や詳しい内容等を聞く質問
②「いつからやれていないのですか?」
宿題、いつからやってないの?
■問題の影響について聞く質問
③「できない、やらない自分をどう思いますか?」
宿題ができてないけど、どう思ってんの?
<解決・成長に焦点を置く問いかけ>
■肯定的な未来に関する質問
④「やれたら、どんないいことがあると思いますか?」
宿題、早くやれたらどんないいことがあると思う?
■できているところ(リソース)を聞く質問
⑤「ちょっとでもやれていることや、前より少しでも良くなっていることは、何ですか?」
宿題、ちょっとでもできているところとか教えて。
■一歩前進するための方法(スモールステップ)に関する質問
⑥「あなたが、すぐにでもやれる小さなことは何ですか?」
〇〇ちゃん、宿題ですぐにやれるもの(簡単に)は何かある?
①〜③と④〜⑥では、その先の答えの明るさが違いますよね。
答える側としても、①〜③の質問は、なんだか後ろめたい気持ちにもなりますし、嫌な気分にもなります。
その反面、④〜⑥の質問は、答えが前向きなので、まだ達成していなくても、頑張れる気になります。
問題について話せば問題が手に入る
解決について話せば解決が手に入る
ソリューション・フォーカスト・アプローチ開発者 スティーブ・ディシェーザー
まとめ
解決・成長に役立つコミュニケーションの三点
①肯定的な未来
・どうなることが最高?
・どうなりたいの?
・どうしたいの?
・そうなったらどんないいことがあるの?
②解決・成長のリソース(資源)
・既にできていることは何?
・うまくいっていることは何?
・あなたが持っている、使える力は何?
・誰の力を借りたい?
③スモールステップ
・すぐにできることは何?
・一歩前進のために何ができそう?
・小さな努力行動をするとしたら、それはどんな行動?
この3点を意識しながら、子どもと接していけたら、子どもたちの悩みや不安を少しでも和らげていける気がしますね。
私も、ついつい気になっちゃって口を出してしまうこともあります。
子どもからすると、分かっちゃいるけど、言われると腹が立つ!
だけど、この3点を意識しながら子どもと接していくと、お互いにちょっとだけ心が楽になります。
私たち親も失敗を繰り返しながら、悩み、考え、我が子とともに成長していくのではないかと思います。
私も、考えすぎて落ち込むこともあるけれど、悩みすぎないマインドを持つことが大事なのかなと。
私だったら、息抜きに自分の好きな料理に没頭して、悩みを一旦、ストップさせます。
思春期のイライラも立派な成長の証なんだと認識しつつ、3つのコミュニケーションのやり方のチャレンジしていこうと思います。
同じ悩みを持つお母さん、お父さんたちの参考になったら幸いです。
最後に、良かった本の紹介です。
うちの旦那が息子に贈った本。
アドラー100の言葉息子は時間のある時に少しずつ読んでました。
自分の為になったところには、鉛筆でラインを引いていました。
私も気になって、借りて読んでみると、たしかに腑に落ちるところがあり、気持ちが軽くなりました!